「キャバクラ嬢にインボイス制度って関係ある?」
「お店からインボイス登録してって言われたんだけど、どんな制度かわからなくて不安」
実はキャバクラ嬢のほとんどは個人事業主なので、インボイス制度は理解しておかないといけません。
インボイス制度を理解せずにいると、報酬が減ったりお店を辞めなきゃいけなくなるかも。
この記事ではインボイス制度の概要とキャバクラ嬢への影響、インボイス制度に登録すべきキャバクラ嬢と登録方法を紹介します。

キャバ嬢として働くうえで大事な制度なので、必ず覚えておきましょう!
キャバクラ嬢必見!インボイス制度とは?

キャバクラ嬢が知っておくべきインボイス制度について解説します!
正直「インボイス制度って私に関係あるの?」と思ってる人もいるでしょう。
実は関係あるんです!

筆者が学んだインボイスの知識を総動員してお伝えします!
インボイス制度とは
インボイス制度とは適格請求書制度のことで、正しく消費税を納税するための制度です。
制度開始前は1,000万円以下の所得の事業者は、消費税を納める責任を免除されていました。
1,000万円以下の事業者にとっては、仮に取引先から消費税をもらっていても消費税を納めなくて良いので、ある意味お得な制度だったんです。
しかしインボイスの開始により、これらの免除が廃止に。
消費税として受け取った金額は消費税として処理しなければならなくなりました。
今後は1,000万円の制限なく、インボイス事業者に登録した人は皆消費税を払わなければいけません。

ちなみにインボイス登録は義務ではなく、登録しないという選択肢もあります。
ですが、その場合は取引先から消費税分を上乗せして請求できなくなります
すごく簡単にいうと、事業で報酬を得ている人はみんな消費税分を払ってねっていう制度です。
インボイス制度によるキャバクラ嬢への影響
キャバクラ嬢にインボイス制度は関係ないと思っている人が多いのですが、実は影響があります。
キャバクラ嬢のほとんどは個人事業主であり、お店から報酬としてお金を受け取っているからです。

つまり全国のほとんどのキャバクラ嬢は、インボイス制度の対象なんです…。
インボイス登録せずに消費税を納めないという選択肢もあるんですが、お店側から「税務上、インボイス登録してくれ」といわれたらほぼ断れません。
どうしてもインボイス登録したくない人は、自分の報酬を10%減らしてもらうか、インボイス登録が必要ないお店に移籍しないといけなくなります。
インボイス制度に登録すべきキャバクラ嬢とは?

インボイス制度に登録すべきキャバクラ嬢はどんな人でしょうか?
全ての人がインボイス登録しなければならないわけじゃないので、条件を確認しましょう。
キャバクラ店から「報酬」としてお給料をもらっている場合
インボイス制度に登録すべきキャバクラ嬢は、お店から報酬としてお給料をもらっている場合です。
つまりお店と雇用契約を結んでおらず、源泉徴収なども受けていない人のこと。
ほぼ全てのキャバクラ嬢が当てはまると思います。

よくわからない方は、お店の人に「私って業務委託契約なの?」と聞いてみましょう。
稀にキャバクラと雇用契約を結んでいて、給与としてお金を受け取っているキャバクラ嬢がいます。
その場合はお店が税務関係は全て代替わりしてくれているので、登録は必要ありません!
キャバクラ店からインボイス事業者登録してほしいと言われた場合
働いているお店からインボイス事業者登録して欲しいといわれたら、インボイス登録が必要です。
なぜお店がインボイス登録して欲しいかというと、あなたに支払った報酬を仕入れ税控除したいからです。
仕入れ税控除をすると、キャバクラが支払う税金がちょっと安くなります。

もしもあなたがインボイス登録していないと、この控除が使えないのでお店としてはインボイス事業者登録して欲しいんです。
基本的にお店に言われたら、インボイス登録した方が良いですね。
キャバクラ嬢がインボイス登録をしないデメリット

もしもキャバクラ嬢がインボイス事業者登録をしない場合、報酬が減ります。
お店があなたに支払う報酬は税込金額で、消費税10%が含まれた金額です。
そのため、店としてはインボイス事業者登録していない(消費税を払わない)あなたに対して、消費税10%を払う必要がありません。
つまりキャバクラとしては、あなたの報酬を10%減らして支払おうとするわけです。

今まで年収550万円稼いでいたとしたら、単純計算で500万円しかもらえなくなります。
どうですか?10%って結構大きいですよね。
またはお店側から「インボイス事業者登録できないなら、辞めてもらう」と言われるかも。
キャバクラ嬢がインボイス登録しておかないと、報酬が減ったり、仕事を辞めたりしなければなりません。
キャバクラ嬢がインボイス制度に登録する方法

「インボイス事業者登録って難しそう」と思ってるかもしれませんが、意外と簡単です!
最寄りの税務署にインボイス事業者登録申請書を作成して、郵送するだけで手続きできます。
今まで確定申告をe-taxでしていた方は、識別番号を調べてオンラインで申請できます。
申請手続|国税庁にも詳しい書き方が載っているので、参考にしてみてくださいね。

筆者は面倒だったので、税理士さんに手伝ってもらいました。税務署の窓口でも係員さんがサポートしてくれるので、窓口に行った方がわかりやすいかもしれません。
キャバ嬢も確定申告は必要です!キャバ嬢の確定申告のやり方については、キャバクラでの確定申告のやり方は!重要性と差し引ける経費一覧で紹介しています。
インボイス制度を理解してキャバクラ嬢の報酬を正しく申告しましょう
インボイス制度はなんだかややこしいですが、一言で言えば「正しく消費税を払うため」の制度です。
消費税を払うのは損した気分かもしれませんが、国が始めた制度なので従うしかありません。
消費税の支払いを怠って脱税でペナルティを受けるよりだいぶマシなので、きちんと登録して、確定申告しましょう!
これからナイトワークをする方は、お給料や税金について不安があるかもしれません。大手のキャバクラグループなどは税金のサポートや税理士の紹介をしてくれます。
インボイスを含めた税金サポートがあるキャバクラを知りたい方は、キャバクラ紹介サービスがおすすめです。税金面でもサポートしてくれる大手のキャバクラとの面談や体験入店のセッティングもしてくれます。

18歳からキャバクラを始めて、歌舞伎町のお店でNo.1を経験。今はキャバ嬢を引退して、ナイトワーク関連のライターとして活動中。キャバクラで稼ぐコツや初心者向け知識を発信!
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