キャバクラでの確定申告のやり方は!重要性と差し引ける経費一覧

「キャバクラの給料って確定申告が必要なの?」
「10%引かれてるんだから、店がやってくれるんじゃないの?」

キャバ嬢は個人事業主なので、キャバクラで得た報酬は絶対確定申告が必要です!

知らずに脱税している人も多いですが、放置すると税務署の追及を受けることになります。

この記事では確定申告すべきキャバ嬢の条件と確定申告が必要な理由、申告できる経費や確定申告の流れを説明します。

この記事でわかること
  • 確定申告が必要になる条件
  • 確定申告が必要な理由
  • キャバ嬢が確定申告する対象の収入
  • 経費の種類
  • 確定申告のやり方
アリサ
アリサ

某有名キャバ嬢も税務署から調査が入って、慌てて税金を払ったというのは界隈では有名な話!確定申告の知識は絶対につけておきましょう。

キャバ嬢で確定申告すべき人の条件

キャバ嬢で確定申告すべき人の条件

キャバ嬢で確定申告すべき人は、以下の条件に当てはまる人です。

キャバ嬢で確定申告すべき人の条件
  • キャバ嬢が本職で所得が48万円以上ある
  • キャバ嬢が副業で所得が20万円以上ある

キャバ嬢が本職で年間48万円以上の所得がある人は、確定申告しなければなりません。

また、キャバクラは副業で本職で収入を得ている人は20万円以上の所得がある場合に申請が必要となります。

ちなみに所得とは、収入から経費を引いた金額のことです。

アリサ
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つまり年間100万円稼いでいても、経費が60万円かかっていたら、本職がキャバ嬢の方でも申告は不要です。

※お店と雇用契約がある場合は確定申告不要

キャバクラ店舗ときちんと雇用契約があるなら、確定申告は不要です。

一般的なアルバイトや会社と同じように、キャバクラ店舗が確定申告をしてお給料から税金を天引きしてくれます。

アリサ
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残念ながら、ほとんどの店が税金についてはノータッチなんですけどね。

キャバクラの給料は自分で確定申告すべき!

キャバクラの給料は自分で確定申告すべき!

キャバクラの給料は自分で確定申告しなければいけません。

お店から10%引かれてるんだから、大丈夫でしょ?」と思ったあなた、実はそれ危ないんです。

どうしてキャバ嬢が確定申告を自分でしなくちゃいけないのか解説します。

キャバ嬢は個人事業主だから

キャバクラの雇用形態の多くは、業務委託契約です。

つまり、キャバ嬢が店を間借りして接客業をしている感覚です。

そのため収入は自分で確定申告しないといけません。

なかにはキャバ嬢ときちんと雇用契約を結んでいる店舗もありますが、9割の店はあくまで委託契約です。

10%の所得税は確定申告されていないことが多いから

キャバクラの給与明細には10%所得税が天引きされていますが、店側がかわりに確定申告しているわけではありません。

源泉徴収票をくださいといっても、出してくれないお店が多いです。

キャバクラが脱税しているとは断言できませんが、かなりいい加減に申告してる店が多いのは確かなので、必ず自分で申告しましょう。

アリサ
アリサ

筆者も昔源泉徴収票か支払い調書を出してと頼んだら「うちはやってない」と断られてしまいました。

キャバクラのお給料システムについてはキャバクラの給料システムとは?シミュレーション付きで手取り額を紹介で紹介しています。

経費を申告すれば節税できる可能性があるから

確定申告したら税金を払わなきゃいけなくて嫌だなと思ってる人もいますよね?

ですが、せっかくお店に10%も所得税を払ってるのに申告しないと損です。

そもそも税金の課税対象になる所得とは、収入から経費を差し引いたものです。

例えば年間300万円稼いでいても、経費が100万円かかっていたら200万円分が所得の対象です。

万が一確定申告しないで税務署から調査が入ると、あなたには300万円に対しての税金とペナルティが請求されます。

反対にきちんと申告しておけば、所得分の200万円に対しての税金しか払わなくて良いんです。

アリサ
アリサ

キャバ嬢は経費が多いお仕事なので、絶対に経費を申告した方がお得ですよ。

年末調整で過払いした税金が還付される

確定申告すれば、支払いしすぎた税金が還付されます。

年末調整をお店がしてくれない以上は、自分でどの程度の収入があって経費を払ったか申請して、還付金を申請しなければなりません。

アリサ
アリサ

還付金は結構大きいです!数万円くらいは還付されると思うので、きちんと申告しましょう。

副業がバレにくくなる

確定申告したら、会社にキャバクラで働いてるのがバレると勘違いしてる人がいますが、これも間違いです。

アリサ
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反対に確定申告しないと、住民税の金額が高くなってしまって会社にバレます。

住民税の請求は源泉徴収をしている大元の会社、つまりあなたが働いている企業へ請求されるんです。

労務担当の人が会社であなたの住民税を見たときに「うちの会社の給料で、なんでこんなに住民税が高いんだろう?」と疑問に思ったら、副業がバレてしまいます。

きちんとキャバクラの給料を自分で確定申告すれば、住民税の請求を自宅に来るように変更できるので、会社にはほぼバレません。

キャバ嬢が確定申告で申請する対象

キャバ嬢が確定申告で申請する対象

キャバ嬢が確定申告で申請する対象の収入は2つあります。

キャバクラで受け取ったお給料

まずはキャバクラで得たお給料は確定申告の対象です。

1年間のお給料の合計から経費を差し引いたものが、確定申告の対象となります。

高額のプレゼント

またお客様から頂いた高額のプレゼントや現金も、実は確定申告の対象です。

高額のプレゼントや現金が合計110万円以上になると、贈与税がかかります。

高額のプレゼントの例
  • 高級コスメ
  • ブランドバッグや財布
  • アクセサリー
  • 不動産類
  • 現金

このあたりは贈与税の対象になるので、プレゼントされたら確定申告しないとダメなんです。

高額の基準は非常に曖昧なので、素人が正しく申告するのは難しいですよね。

アリサ
アリサ

筆者は税理士さんに頼んで、1つ1つ申請が必要かチェックしてもらいました!

確定申告前にチェック!キャバクラで経費にできるもの

確定申告前にチェック!キャバクラで経費にできるもの

キャバ嬢は経費がかかるお仕事なので、収入が高くても出ていくものも大きいです。

アリサ
アリサ

経費をしっかり申告して、税金を賢く払いましょう。

ヘアメイク代

毎日のヘアメイク代は当然経費です。

お店に出勤するために必要なことなので、100%経費で申請できます。

アリサ
アリサ

ただし友達と遊ぶときにヘアメイクを利用したときなどは対象外です。

ドレス代

お店で着用するドレス代などもすべて経費にできます。

お店以外で着用しないものは100%、私服を兼ねる場合は按分といって仕事で使うパーセンテージで申告します。

アリサ
アリサ

ブランドワンピを店とプライベートで半々で使うなら、50%経費になります。

コスメ代

コスメ代も経費で申告できます。

たとえば、お店にほとんど毎日出勤しているなら、ほぼ経費として申請可能です。

出退勤で使うタクシー

お店に行くときや帰りに使うタクシー代も経費です。

店への通勤目的なら100%経費で申請しましょう。

お客様へのプレゼント代

お客様にプレゼントを買う場合も、もちろん経費になります。

また同伴でお客様にご飯をご馳走した場合でも、経費として申請できます。

アリサ
アリサ

バレンタインのチョコレートなど、安いものでも経費にできますよ。

スマホ代

キャバ嬢のマストアイテムであるスマホ代も経費になります。

1台のスマホをプライベートと兼用してるなら、仕事とプライベートの割合で按分します。

仕事用のスマホを持っているなら、仕事用スマホの利用料は全額経費です。

キャバクラのお給料を確定申告する手順

キャバクラのお給料を確定申告する手順

最後にキャバ嬢のお給料を確定申告する手順を説明します。

経費の領収書を保管する

確定申告するときに備えて、経費の領収書を保管しておきましょう。

ヘアメイクやコスメを買うときなど、領収書をもらってファイルに保管してください。

アリサ
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確定申告の際に使うので、日付順に保管しておくと計算しやすいです。

確定申告の書類を作る

確定申告は毎月2月16日から3月15日までです。その間に確定申告の書類を作りましょう。

まずは1年間の所得を計算するために、給与明細を確認して支払い金額の合計を出します。

そこから1年間で使った経費を書き込んでいきます。

経費には以下のような項目があります。

経費の項目
  • 旅費交通費→タクシー代など
  • 通信費→スマホ代など
  • 広告宣伝費→名刺代など
  • 消耗品費→コスメ類

その他の衣装やヘアメイク費用などは、空いている欄に「衣装代」「美容代」などと書いてください。

経費を項目別に書いて、最終的に支払総額から経費を差し引いた金額があなたの所得です。

アリサ
アリサ

よくわからない方は、税理士に相談するのがおすすめ。筆者は1年分の給与明細と領収書を丸っと税理士に投げて、全部やってもらっていました。

ネットまたは税務署で申請する

確定申告は税務署の窓口かネットで申請できます。

初めて確定申告するときは書類の書き方がわからないと思うので、税務署の窓口へ行くと良いでしょう。

アリサ
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窓口の人へ聞くと、書き方を丁寧に教えてくれます。

時間がない人はe-taxというサイトで確定申告できます。

フォームに金額を打ち込んでいくだけで申請できるので、ぜひ試してみてください。

年収が高い人は青色申告がお得

キャバ嬢としての年収が高くなったら、開業届を出して青色申告に切り替えるのがおすすめです。

普通の確定申告は「白色申告」といって、受けられる控除の額が安いんです。

控除とは所得から一定額を差し引いてくれる制度です。

白色申告だと2,400万円以下の年収の方は48万円控除されます。

青色申告の人は最高で65万円の控除が受けられるので、17万円もお得になります。

アリサ
アリサ

開業届は書類を書いて出すだけでとっても簡単。出しておくと控除額も大きいので、節税したいなら出しておきましょう。

まとめ:確定申告サポートがある優良キャバクラで働こう

キャバクラの給料は確定申告の対象です。

知らずに申請していないと脱税とみなされて、後から高額の追徴課税を受けるリスクがあるので、必ず申告してください。

しかし、確定申告はわかりにくいし、やり方がわからないと悩んでいる方も多いはず。

アリサ
アリサ

筆者は税理士に丸投げしましたが、中にはキャバクラで税理士を雇って確定申告サポートしているお店もあります。

またキャバクラスカウトサービスを使えば、税理士によるサポートがある大手キャバクラを紹介してもらえます。

入店時の時給交渉なども間に入ってしてくれるので、有利な条件で入店も可能。

確定申告に不安がある方は、キャバクラスカウトサービスで確定申告のサポートがあるキャバクラを選びましょう。

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