「キャバクラで働きたいけど罰金があるって本当」
「罰金で支払い義務がある?いくらくらい請求される?」
ノルマや罰金なしのお店も増えていますが、キャバクラの多くはまだ罰金制度があります。
この記事ではキャバクラの罰金一覧と支払い義務について、罰金を払わずに済むコツを紹介します。

キャバ嬢歴10年以上の筆者が、キャバクラ罰金の実のところを教えちゃいます。
キャバクラの罰金とは?種類一覧

キャバクラには罰金制度がありますが、実はこれにもいろいろな種類があります。
ここからは罰金の種類を説明します。
遅刻罰金
遅刻罰金とはキャバ嬢が決まったシフトに遅刻したときの罰金です。
大体のお店では15分ごとに罰金が加算され、15分で1,000〜2,000円くらいの設定になっています。
つまり1時間遅刻したら4,000〜8,000円取られるってことですね。

筆者の後輩ちゃんは時間にルーズで、罰金だけで10万円くらい給料が引かれてましたね…。
筆者も遅刻罰金が嫌すぎて、よく店前同伴してもらってました。本来は遅刻はダメなんですけど、どうしても遅れてしまう時ってありますもんね。
欠勤罰金
欠勤罰金とはお店を休んだときに生じる罰金のことです。基本的にキャバクラはシフトを前クールまでに提出します。
お店によって1ヶ月前、半月前、1週間前と差はあります。
シフトを変えるときは1週間前くらいに申請しなければならず、それを超えると罰金が発生するお店が多いです。

筆者が働いている店は3日前までに申請しないと、罰金が取られるシステムでした。
欠勤罰金は1日5,000円くらいの高額に設定されており、休むとお給料がガツンと減ってしまいます。
当日欠勤罰金
当日欠勤とは急に出勤をキャンセルしたときの罰金です。
多くのお店では1万円くらいの設定になっています。
急にシフトに穴が開くとキャストがショートして、マイナス営業しなければなりません。
キャストの不足でフリーを入れられないなどの損害が生じるので、それに対して罰金が発生します。

当日欠勤の罰金は、お店によってはもっと高い場合もありますよ!
無断欠勤罰金
無断欠勤罰金とは、シフトを入れているのに連絡もなく欠勤した場合の罰金です。
キャバクラで一番罪が重いとされていて、罰金は2万〜5万円くらい。
連絡がないとキャストを補充できず、店に迷惑がかかるので高額の設定になっています。

キャバクラは飛ぶ子も多いので、無断欠勤するとかなり怒られます!まあ社会人として、連絡もなしに休むのはナシなんですけどね。
ノルマ未達成の罰金
ノルマがあるキャバクラでは、ノルマ未達成に対しての罰金もあります。
強制同伴日・強制指名日にお客様が来ないと1回3〜5万円など、結構高い罰金を取られます。
最悪なのがイベントノルマ。
筆者がいたお店は1日いくら売り上げるようにとノルマを課されており、未達成だと1日2万円の罰金を取られました。

イベントが5日あったとして、すべて未達だと全部で10万円くらい失うことになります。かなり痛い出費です。
風紀罰金
風紀とはキャバクラの従業員とキャストが付き合うことです。
夜の世界では御法度とされており、風紀するととんでもない額の罰金をとられます。
お客様への裏切り行為になりますし、男女の関係になることで女性のモチベーションが下がる可能性があるからです。
筆者が昔働いていたお店では、男性が200万円、女性が150万円罰金を払うルールになっていました。

後輩は風紀がバレてしまい、給料から分割で150万円払う契約を結ばされてしまいました…。
キャバクラの罰金には本来支払い義務がない!支払うべき?

実はキャバクラの罰金には支払い義務はありません。
そもそも法律で、雇用側が従業員と罰金や損害賠償を前提にした契約を結ぶのは禁止されています。
使用者は、労働契約の不履行について違約金を定め、又は損害賠償額を予定する契約をしてはならない。【引用】労働基準法

筆者もこの法律を知らなかったので何の疑問も持たずに払っていたのですが、本当は払わなくて良い罰金らしいです。
法律を盾にするとキャバクラ側が「業務委託だから、罰金制度があっても問題ない」といいますが、実はこれも嘘です。
時給制でお店が女の子のシフトを管理している雇用形態は、法的には雇用契約とみなされるので罰金禁止の原則が適用されます。
支払わないと給料から勝手に天引きされる
そもそもキャバクラの罰金は、お給料から勝手に天引きされるので、支払いを拒否することは難しいでしょう。
たとえばあなたが全額日払いで働いていて、1時間遅刻したらその罰金を引いた額が日払いで渡されます。
月払いでお給料をもらっている場合は、明細書に罰金の合計がいくらと明記してあります。
罰金は給料から引かれてしまうので、支払い義務はなくても強制的に払わされてしまうんです。
そのお店で長く働きたいなら払った方が無難
確かに法律上では支払い義務がないキャバクラの罰金ですが、支払いを拒否したり法律を盾にすると店との関係が悪くなります。
出勤調整されてシフトを削られたりして、結果的にお店から追い出されてしまうでしょう。
あなたがそのお店が好きで、長く働きたいなら払っておいた方が無難です。
キャバクラの罰金を支払わないためのコツ

キャバクラで罰金を払いたくない!という方のために、支払わないコツを紹介します。
罰金・ノルマがないお店を選ぶ
キャバクラの罰金やノルマがないお店を選べば、罰金やノルマを気にする必要はありません。
最近は厳しいお店には女の子が入ってこないので、罰金やノルマを廃止にしているお店も増えました。
求人に罰金やノルマがないと書かれているお店を選び、面接時に「本当に罰金やノルマはないですか」と確認しましょう。

入店したら細かいノルマがあったなんて話はよくあります。面接の時に口頭で聞いてくださいね。
遅刻や欠勤はしない
そもそも社会人として、遅刻や欠勤してはいけません。
決めたシフトをこなしていれば罰金は発生しないんです。

どうしても遅刻しそうだと思ったら、仲の良いお客様に1時間だけ店前同伴してもらうのがおすすめ。同伴なら遅刻罰金を取られませんからね!
体調不良時は診断書を用意する
本当に大量が悪くて欠勤せざるを得ない時は、診断書をもらっておきましょう。
診断書を出すとお店が罰金なしにしてくれる可能性があります。
たとえばインフルエンザやコロナなど、出勤するとお客様とキャストが感染する可能性が高いような病気なら罰金なしにしてもらえますよ。

当日欠勤罰金1万円以上をチャラにできるなら、診断書代くらい安いもんです。
ただしあまりよくないお店だと診断書があっても罰金を取られるかも…事前に店長に聞いてみましょう。
風紀は御法度!しないのが一番
従業員と付き合うと罰金を取られるので、そういう関係にならないようにしましょう。

まずリスクが高すぎますし、キャバクラで働いている男性は誠実さに欠ける人も多いのでおすすめしません。
女の子と接する仕事で飲みに行く機会も多いし、いろいろと病んでしまうことも多いです。
付き合うなら夜職じゃない人が良いですよ!
スカウトサービスを利用する
スカウトサービス経由でキャバクラに入店すれば、罰金・ノルマなしにしてもらえるかもしれません。
スカウトサービスの担当さんに罰金・ノルマがないお店を紹介してもらったり、入店時の条件で「ノルマなし」にしてもらうことも可能です。

実は筆者も前のお店は罰金・ノルマ一切なしの条件で入店しました。
すでに売り上げがある経験者は交渉次第でノルマや罰金をなしにできますよ。
まとめ
キャバクラには多数の罰金がありますが、大体はルールを守っていれば発生しないので安心してください。
ノルマをこなせるか不安な初心者は、ノルマや罰金がないお店を選ぶか、入店時の条件でノルマや罰金なしにしてもらうのが一番!
スカウトサービスを利用すれば、ノルマや罰金なしの店舗を紹介してくれるのでぜひ利用してみましょ

18歳からキャバクラを始めて、歌舞伎町のお店でNo.1を経験。今はキャバ嬢を引退して、ナイトワーク関連のライターとして活動中。キャバクラで稼ぐコツや初心者向け知識を発信!
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