「キャバクラの給料システムがわからなくて不安」
「キャバクラって引かれものが多いイメージがあるけど、手取りはいくらくらい?」
キャバクラの給料システムは夜職をやったことがない人にとっては、非常にわかりにくいですよね。

筆者もキャバクラを始めたばかりの頃は「思ったより給料が少ない!」と何度も思いました。
この記事ではキャバクラの給料システムの種類5つとバック、引かれものについて解説します。
キャバクラの給料システム5つ

キャバクラには5つの給料システムがあり、お店によってどのシステムを使っているかがわかります。
1つずつシステムについて説明するので、今からキャバクラで働く人は頭に入れておきましょう。
売り上げスライド制
キャバクラで一番多い給料システムが、売り上げスライド制です。
売り上げの金額に応じて時給が決まり、売り上げが上がるほど時給が高くなります。
たとえば、売り上げスライド制は以下のようになっています。
最低時給の基準はお店によって違いますが、以上のように時給に応じてお給料が上がっていく仕組みなので、売り上げを上げられる人にとってはかなり時給が高くなっていきます。

筆者が働いたお店のほとんどが売り上げスライドでしたね!
ポイントスライド制
次に多いのがポイントスライド制度です。
本指名や場内、ドリンクの獲得などにポイントが割り振られていて、獲得したポイント合計に応じて時給が上がります。
たとえば最低時給3,000円のお店は以下のような感じでポイントが設定されているケースが多いです。
ポイントはお店によって半期(半月)、1月などでまとめて集計して、次の月からの時給に反映される仕組みです。
ただしポイントスライド制は、ポイントの設定によって稼ぎやすさが違うので要注意。

たとえば指名で3Pもらえるけど、延長でポイントがつかないと仮定しましょう。
仮にオーラスしてくれても、もらえるポイントは3Pだけ。
それなら長時間いてお金を使ってもらうよりも、小分けに毎日指名できてくれた方がポイント的に美味しいです。
指名本数スライド制
あまり見かけませんが、指名本数スライド制のお店もあります。
指名本数に応じて時給が決定するシステムで、指名客が多いほど有利なシステムです。
このように指名本数に応じて時給が上がります。

客単価が低いけど本数は持っているキャバ嬢なら、時給を上げやすいシステムです。
給率制
給率制とは、キャストが「赤字キャストか黒字キャストか」に応じて、時給を決めるシステムです。
赤字キャストとはキャストに払う給料を売り上げが下回っている人のこと。
黒字キャストはその反対ですね。
計算方法は給料を売り上げで割って、何%になっているかを割り出します。
たとえばお給料が50万円で、売り上げが100万円のキャストとお給料が30万円で売り上げが25万円のキャストの事例で考えてみましょう。
前者は売り上げのうち50%を給料として払っているので、黒字キャストと判断されて給料が上がります。
反対にお給料が30万円で売り上げが25万円の場合は給料が売り上げを超えているので赤字となり、翌月から給料が下がる計算になります。

筆者は今までこのシステムのお店を見たことはありませんが、関西から移籍してきた女の子が教えてくれました!北新地あたりではこのお給料システムが使われてるらしいです。
歩合制
歩合制とは売り上げが一定基準を超えたキャストのみが許されるお給料システムです。
時給ではなく、自分の売り上げの一定割合をお給料としてもらえます。

たとえば筆者がいたお店では半月に100万円売れば、売り上げの50%を折半してもらえるシステムでした。
月に200万円売ればお給料は100万円です。
店によっては1,000万円以上で歩合率が60%になるような場合もあります。

有名キャバ嬢の一条響さんもお給料は折半と言ってましたね。
売り上げの高いキャバ嬢はほぼ折半でお給料をもらってます。
キャバクラの時給相場について知りたい方はキャバクラの時給相場はいくら?高時給のお店で働くためのコツを参考にしてください。
キャバクラの「バック」とは?

キャバクラの給料システムで欠かせないのがバックの存在です。
ちなみに歩合制の場合はバックは発生しない店が多いので、注意しましょう。
場内指名バック
場内指名バックとは、フリー客が場内を入れてくれたときに発生するバックです。
お店によりますが、1本あたり500〜1,000円くらいが相場となります。
延長バック
延長バックはお客様が延長した時に発生するバックです。
場内指名や本指名をもらっている女の子に対して、延長の回数ごとに発生します。
延長バックの金額は1,000円程度が相場です。
指名バック
指名バックとは本指名1本あたりでもらえるバックです。
本指名1本で1,000〜2,000円程度がもらえます。
売り上げバック
本指名の卓の売り上げ(小計)の一部のことを、売り上げバックといいます。
バックの割合は10%が一般的です。

たとえばお客様が10万円使ってくれたら、1万円がバックでもらえます。
同伴バック
同伴バックとはお客様と同伴出勤したときにもらえるバックです。
1本1,000〜3,000円程度がバックされます。
ボトルバック
ボトルバックとはお客様がボトルを入れたときにもらえるバックです。
シャンパンなどボトルの金額に応じて、バックがもらえます。
大体はボトルの10〜30%が相場です。
ドリンクバック
ドリンクバックは指名に関係なく、ドリンクを出してもらったときに受け取れるバックです。
1杯あたり100〜200円程度が相場で、ドリンクが高ければバックの金額も上がります。
キャバクラの給料には「引かれもの」がある

キャバクラの給料システムについて覚えておくべきは、引かれものです。
お給料が100万円だとしても、そこから色々引かれて手取りは大体8割くらいになります。
税金10%
キャバクラのお給料の合計の10%が税金として差し引かれます。
明細には「所得税」と書かれていることが多いです。

つまりお給料が50万円だったら、5万円が所得税として引かれるわけですね。
福利厚生費
福利厚生費とは席以外でもらうドリンク、ドレスレンタルなどの設備を利用する料金です。
お店によって設定は違いますが、大体500〜1,000円くらいのお店が一般的です。
送迎費
もしも家に帰る際に送迎を利用する場合は、距離に応じて送迎費がかかります。
お店によって料金設定が異なりますが、1,000〜3,000円くらいが相場です。
ヘアメイク代
ヘアメイク代は、キャバクラ店舗が雇ったヘアメイクさんを使うときに発生する費用です。

美容院でヘアメイクする場合はかかりません。
ヘアメイク代はお店によりますが、1,000〜2,000円程度が相場です。
例として給料の合計が50万で送迎を月に10回、ヘアメイクを20回利用した場合の手取りは以下のとおりです。

大体8割くらいになると考えておけば間違いありません。そのほか罰金などが発生した場合も、お給料から差し引かれます。
まとめ
キャバクラの給料システムは主に5つあり、大体のお店で売り上げ・ポイントスライド制のどちらかを採用しています。
関西地方の方は給率制の場合もあるでしょう。
キャバクラシステムは初心者さんにはわかりにくく、最初のうちはうまく計算できないかもしれません。
しかし、いい加減なお店は給料の誤魔化しやミスも起こりやすいので自分でもお給料は把握しておきましょう。
良い条件で稼ぎやすい給料システムのお店を探したいなら、スカウトサービスを利用すると良いでしょう。スカウトが稼ぎやすい給料システムのお店を見つけてくれ、さらに良い条件で入店できるよう交渉してくれますよ。

18歳からキャバクラを始めて、歌舞伎町のお店でNo.1を経験。今はキャバ嬢を引退して、ナイトワーク関連のライターとして活動中。キャバクラで稼ぐコツや初心者向け知識を発信!
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