「キャバクラのセット料金って何?」
「お客様から料金システムを聞かれて、うまく答えられなかった…」
キャバクラをはじめとした夜の店には、セット料金と呼ばれる基本料金があります。
きちんと覚えておかないと、お客様に上手に説明できずトラブルになることも。
この記事ではナイトワーカー必見のセット料金の概要を業態別に解説します。

セット料金以外にかかる費用についても説明しているので、ぜひ参考にしてください。
ナイトワーカーがセット料金を理解すべき理由

夜職で働くなら、必ず自分の店のセット料金を理解しておきましょう。
セット料金を理解しておかないと、お客様から料金を聞かれた際に説明ができません。
また、セット料金をきちんと理解すると自分の売上を管理しやすくなります。

「もう1時間延長してくれたら、追加でいくらつくから目標の金額に届くな…」など、夜職は売上達成のために計算が欠かせません。
売り上げが上がればあなたの時給も上がっていくので、きちんとセット料金について把握しておきましょう。
セット料金とは?夜職の業態別に概要を解説

セット料金とは、夜のお店で遊ぶ際の基本料金です。
お酒をオーダーしたり、指名をしなくてもかかる最低料金だと理解しておきましょう!

今から夜職を始める女性のために、業態別にセット料金のシステムや相場をお伝えします。
キャバクラのセット料金
キャバクラのセット料金は50〜60分単位で「1セット」とカウントされ、ハウスボトルとお水、アイスなどの料金が含まれています。
時間が来たら延長するかボーイが確認に来て、延長すればもう1セット…というように増えていきます。
キャバクラのセット料金の相場は、安い店で3,000円、高い店だと6,000円以上です。
さらに、VIPルームという個室がある場合はVIP料金としてプラス3,000〜4,000円かかります。
クラブのセット料金
高級クラブではセット料金はチャージ・席料と呼ばれ、席についた時点でお金が発生します。
ただし、キャバクラのように1時間単位などで区切られておらず、入店したら退店するまでセット料金が追加されることはありません。
高級クラブのセット料金の相場は2〜5万円で、特に指名やボトルオーダーがなければこの金額だけで飲めます。

まあ、高級クラブに行って女の子に飲ませないような人はほぼいないんですけどね。
ただし高級クラブは、テーブルで使うアイス(氷)やお菓子(チャーム)など、1つ1つに全部お金がかかるシステムです。
そのためセット料金だけで飲み放題と考えると安く感じますが、実際にはお会計が10万円以上になってしまいます。
ラウンジのセット料金
ラウンジのセット料金は50〜1時間で5,000円程度、またはクラブと同じく席料として1万円程度に設定されています。
キャバクラに似た業態のラウンジは時間制、クラブに似たラウンジはチャージ制です。
時間制のセット料金を導入しているラウンジは氷代やハウスボトルは無料ですが、チャージ制の場合は氷代やチャームなどに都度お金がかかる点に注意しましょう。
ガールズバーのセット料金
ガールズバーのセット料金は、2〜3時間飲み放題で2,500〜4,000円程度です。
基本的に飲み放題システムを採用しているお店が多く、氷代などもかかりません。
ハウスボトル以外の飲み物(ビールなど)を飲む場合や、女の子へのドリンクをオーダーした場合は追加料金が発生します。
夜職でセット料金以外にかかる料金

夜のお店ではセット料金以外にも料金がかかります。

何にいくらお金がかかるか把握すれば、お客様の予算に合わせてオーダーを出せるようになります。
ドリンク代
夜職でセット料金以外にかかるのは、ドリンク代です。
お客様がハウスボトル以外のドリンクやボトルを頼んだり、女の子のドリンクを頼んだときに料金が発生します。
ドリンク代の相場は1杯1,000〜2,000円ほど、ボトルは1万円〜100万円以上とかなり幅があります。

筆者はメニュー表を全て暗記していました!
ボトルの金額なども覚えておくと、予算いくらでシャンパン入れて良いよと言ってくれたときに、パッとオーダーできます。
指名料
指名制があるキャバクラやクラブ、ラウンジでは指名料がかかります。
クラブやラウンジでは『リクエスト』と呼ばれることが多いです。
場内指名の場合は2,000円、本指名の場合は3,000〜5,000円が相場です。
指名をもらうとその金額の一部がキャストに還元されます。
フード代
セット料金のほかにお客様がフードをオーダーした場合もお金がかかります。
メニューによって費用はまちまちですが、フルーツ盛りで5,000〜10,000円、唐揚げなどの居酒屋メニューは3,000円くらいに設定されていることが多いです。

気前の良いお客さまは出前をとってくれたりしますが、その場合は出前の金額+持ち込み料金がかかります。
延長料金
キャバクラなど時間制のセット料金を導入している場合、延長料金がかかります。
延長は30分単位で可能で、30分2,000円〜3,000円の店が多いです。
指名バックは1セットごとにつく場合が多く、延長されたらその度に指名バックがもらえる店が多いです。
同伴料金
同伴料金とはお客様と一緒にお店に出勤することです。
同伴の料金は店によって違いますが、3,000〜5,000円が相場となっています。
同伴の場合もお店から女の子に、1,000〜2,000円程度お店からバックが支払われることが多いです。
お土産代(クラブのみ)
高級クラブではお客様がお帰りの際にお土産をお渡ししていますが、実はこれも無料ではありません。
お土産代として数千円の費用が追加されています。

お土産の金額はまちまちでしたが、結構高級なお菓子などがもらえるので、安くはないはずです。
まとめ
セット料金はいわば商品の値段なので、自分が働く店のシステムは必ず理解しておきましょう。
お客様に説明できるようにするのは営業の基本ですし、売り上げを考えるうえでも料金システムを頭に入れておくべきです。
お客様の懐具合を理解して、無理なく長く通ってもらえるのが理想の営業です。
記事内容を参考にお客様にかかるお金を意識して日々営業に取り組みましょう。

18歳からキャバクラを始めて、歌舞伎町のお店でNo.1を経験。今はキャバ嬢を引退して、ナイトワーク関連のライターとして活動中。キャバクラで稼ぐコツや初心者向け知識を発信!
コメントを残す